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12月7日
【特集上映】
・R-18 LOVE CINEMA SHOWCASE@ポレポレ東中野(レイトショー)(〜8日) 『手錠』『かえるのうた』
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X(〜12月15日)
・錦之助と橋蔵@シネマヴェーラ渋谷(〜12月8日) 『水戸黄門』『森の石松鬼より恐い』
・the IKKAKU Festival@一角座(〜12月17日)
・ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2006@アテネ・フランセ文化センター(〜12月9日) 15時20分〜『あの彼らの出会い』
・第7回 ラピュタ アニメーション フェスティバル 2006 @ラピュタ阿佐ヶ谷(〜12月9日) 13時〜『イワンの仔馬』、15時〜『くるみ割り人形』、17時〜ズデネック・ミレル ベストセレクションB、19時〜ユーリー・ノルシュテイン作品集
・NONSTOP!!爆走列島70's(〜12月22日)@ラピュタ阿佐ヶ谷 21時10分〜 柳町光男『ゴッド・スピード・ユー!BLACK EMPEROR』(〜8日)
・美術監督特集2006〜映画美術の匠たち(〜12月29日)@シネマアートン下北沢
トップランナー 種田陽平(〜8日) 13時〜『不夜城』、15時20分〜『イノセンス』、17時20分〜『花とアリス』
・没後50年 溝口健二再発見@東京国立近代美術館フィルムセンター(〜12月27日) ☆観るならコレ?! 15時〜『山椒太夫』、19時〜『楊貴妃』
【今日のイベント】
・没後50年 溝口健二再発見 トークショー(美術監督・間野重雄)@東京国立近代美術館フィルムセンター 19時からの『楊貴妃』上映終了後
・R-18 LOVE CINEMA SHOWCASE 舞台挨拶(いまおかしんじ監督、吉岡睦雄、平沢里奈子)@ポレポレ東中野 21時10分〜 上映前
【その他】
・生誕110周年記念 衣笠貞之助の世界@東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(〜2007年3月31日)
・町田の名画座「まちえい」閉館まであと9日!
【今日のひとこと】
・東京シネマカレンダーと銘打ちながら、目の届かないことも多いのですが、町田にある2スクリーンの映画館まちえいが12月15日で閉館するそうです。
メインのプログラムで東宝系の洋画と邦画を上映しながら、2006年1月からは、時間を区切って、クラシック作品やリクエスト作品も上映していたようで、私の行動範囲にはなかったので、これまで注目することはなかったんですが、とてもユニークな映画館だったんですね。
東宝系の直営館(?)であれば、あまり自由なプログラムは組めないはずですが、存続が危ぶまれていたから期間限定でこういうことが許されたのか、それとも、こういう新しい試みをしても近くの真新しいシネコンに太刀打ちできず、結局、志半ばにして倒れることになってしまったのか。オリジナルのプログラムがとてもいいセレクションだっただけに、非常に残念ですね。
閉館まで残り1週間あまりとなった現在、クラシック作品の方は黒澤明作品を上映し、リクエスト作品(“よりどりセレクション”)の方は、8日までが、『ユナイテッド93』『フラガール』『ニュー・シネマ・パラダイス』という3作品(入替制)で、9日以降のラスト1週間は『ローマの休日』と『風と共に去りぬ』という番組(入替制)が組まれています。12月15日のラストショーは、それぞれ『七人の侍』と『風と共に去りぬ』ということで、"After all ... tomorrow is another day." でおしまいというわけですね。
これらの番組について、その編成の意図を考えてみるなら、『ユナイテッド93』と『フラガール』で今の映画もなかなか棄てたもんじゃないということを訴え、『ニュー・シネマ・パラダイス』で映画と映画館の素晴らしさを称え、最後の最後は東西の古典的名作で幕を閉じる、という感じでしょうか。なんとも、心憎いフィナーレですよね〜。『ニュー・シネマ・パラダイス』は奇しくも、フィリップ・ノワレの追悼上映のようにもなってしまいました。
「まちえい」という館名は、もちろん町田の映画館ということなのでしょうが、地元の映画館=「町の映画館」という意味合いも込められているのでしょう。そう思うと寂しさもひとしおです。
スタッフによるブログ、支配人のブログもなかなかいいですね〜。
閉館を目前に控えて大放出された、旧作パンフほとんど100円!(10月23日〜)やキャラクター・グッズ全部タダ!(11月25日〜)は、さすがにもうない、でしょうか。
*当サイトの関連記事:「ミニシアターの20年史」
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